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2011年4月29日 (金)

美しい言葉

なつめやしの木に登り、その枝をつかみたい。

あなたの乳房はぶどうのふさのように

あなたの息はりんごのかおりのようであれ。          

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とても美しい詩を見つけました。

風薫る5月は、若葉のいい匂いがして、一年で一番すごしやすい季節ですね。なつめやしの木に登ってその枝をつかみたい、うーん、きっと枝は希望や夢、恋のことなんでしょうね。瑞々しくてハッとさせられました。

この写真の木は、なつめやしではなく、うちの庭にあるキュウイの木です。しゃがんで下から撮りました。時々ゴザを敷いてごろーんと昼寝なんかもします。

キュウイの木は2本が寄り添ってないと花が咲かないし、実も結ばないのです。なんだか人間みたいです。うす黄色の花が綺麗でしょ。葉っぱも光に当たってきらきら輝いて。

美しい言葉や詩は心が和らぎますね。ちょっと息切れしたり、心が痛いあなたに、また探しだして贈ります。                   

2011年4月27日 (水)

映画

河瀬直美監督の最新作「朱花(はねず)の月」が5月11日から開幕される第64回カンヌ映画祭、コンペティション部門に出品されます。

私も出演しています。前々から日本の母をきちんと演じ切りたかったので、私の出番は多くはないのですが、世界の人たちが、美しい奈良の藤原京辺りで繰り広げられる、不器用ながらも精一杯生きる男と女、その周りの愛しい人たちを観てくださる。うーん、嬉しい知らせがひらりと届いて。   

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優しいスタッフの写真を、たくさん撮ったのに、どっかにいっちゃって、どうしても見つけられないので、月の写真もなくて、月に代わって空にしました。

去年スイスに旅行して、ユングフラウの山から撮った写真です。あの向こうがフランスよ、と友達が指さして断言したので、間違っているかもしれないけれど、日本人の魂がカンヌに届きますように、と願いを込めて挿入しました。

いい映画ですので是非観てくださいね。9月公開です。

2011年4月25日 (月)

デンデラ

色白の私が、ここで、87歳のお婆さん役、保科キュウさんのメークをしてもらうのです。    P10203831_4 Wp1020359_7 この通路を通って、奥の白い場所、泣く子も黙る極寒のデンデラ広場へ       Wp1020344_6 あれ、雪が降ってない!この日も氷点下だったけど、奇跡のような快晴で、本当に心の底から嬉しかった。かっこいいスタントウーマンと真ん中は角替和江ちゃんです。左が私です

いい映画ですので是非観てくださいね。6月25日公開です。

2011年4月14日 (木)

映画・「銀の彼方へ」

映画のお話です。私の観た映画ベスト5を紹介しますね。

1位 なんといっても中国のチャン・イーモウ監督の「あの子を探して」ですね。純粋で素朴な少年・少女に会いたくなったらこの映画を観ます。何度観ても色あせない私の宝物みたいな映画です。

2位 アメリカ映画 エリア・カザン監督の「草原の輝き」中学2年生の時、お小遣いを握りしめて初めて一人で観た忘れられない映画です。

3位 韓国映画 ヤン・イクチュン監督の「息もできない」物凄く泣きました。こんなに泣かされた映画は初めてです。男の女もみんな泣いてました。

4位 オーストラリア映画 ケイト・ショートランド脚本、監督の「15才のダイアリー」12の映画祭で40以上の賞を取とった傑作です。この映画を観ないで映画を語らないでほしいです。

5位 メキシコ映画 キャリー・ジョージ・フクナガ監督の「闇の列車 光の旅」素晴らしい青春バイオレンス映画です。こんな秀作を日系人が撮るなんて嬉しくて万歳と叫びました。

少しずつ映画のお話を進めていきますね。楽しみにしていてくださいね。

 山口美也子

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2011年4月 6日 (水)

デンデラ

 映画「デンデラ」での撮影の日々は、私の参加した映画の中でも、最高に厳しく、そして最高に楽しい現場でした。

 いい映画を作りたいという天願監督の執念と、スタッフの皆さんの熱意は生半可ではなく、皆さんのプロとしてのすご技に背中を押されて、私もあの恐ろしく寒い雪のお山に、しっかりと立つことが出来ました。

 寒いとか、どっかが痛いとか一言でも口にしたら身も心も千切れそうなんで、クマと壮絶に戦うお婆さん役なんですが、もう腹を括って、新人の頃、敬愛してやまなかった神代辰巳監督に教えていただいた「みやこ、現場は楽しく、仕事は厳しくだぞ」という言葉を心に刻んで、おもいっきり保科キュウ役を楽しみながら演じました。

 人間って、厳しい条件の下にあると、支えあったり、励ましあったり、笑いあったり、いいものですね。

 そんな凄腕のかっこいいスタッフの面々です。

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2011年4月 5日 (火)

絵画

 関西に住む従妹が日展日本画部春季展で入選したので、友達3人で見に行ってきました。銀座松屋8階の画廊に飾られた絵、題は「ON THE WORK」

 無心に働く一人の職人の姿が丁寧に力強く描かれていて、背中に降り注ぐ光が彼を暖かく包んでいる、そんな印象の絵でした。

 「なんかフランソワ・ミレーの落ち葉拾いを思い出すわ」と友達の一人が絵から2メートル程離れて、絵をしみじみ見渡しながらボソッと言うので、

 「あ、そうね、そう言われれば、なんか・・・・へっ?」と私。

 「これ、なにしてんのかしら?」近づいて穴の空くほど彼の白い軍手の手元を見つめながら、もう一人の友達が言うので、

 「なんか貼っつけてんじゃないの、わかんないけど」と私。

 「働く職人がこのにっぽんを支えてるのよ」「がんばれ、がんばれって、若い人にエール送っているのね、きっと」「絵描いてる内に、この人好きになったりしないのかしら?」「そんな・・・かもね」「郷愁ね、この絵は、テーマは」「光がきれい」「でもON THE WORKでしょ」なんだかんだと言って

 従妹の真美ちゃんの描いた力作に、妙に元気づけられて、ホッとするような懐かしさをいただいて、私達は展覧会場を後にしました。

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2011年4月 4日 (月)

祈り

東日本大震災で被災された皆様と、福島第一原子力発電所の事故で厳しい避難生活を強いられている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

私は多くのものを持たない、小さなものですが、

悲しみと絶望のただ中にあるみな様が、

いつかきっと、いつかふたたび、

美しい日本人の善意と愛が重なり合って、

あの懐かしい、愛おしい、普通の日常生活を取り戻されますように

露にぬれる朝にも、あかね燃える夕暮れにも、夜のしじまにも思いを込めてお祈りいたしております。                                      山口美也子

2011年4月 1日 (金)

撮影日記

こんにちは山口美也子です。初めてブログを始めますのでよろしくお願いしますね。

暖かい春は気持ち良くて心が弾みますね。庭に咲いた黄水仙がとても綺麗で、去年の秋植えた球根のチュウリップが10センチほど背丈を伸ばして、花壇がにぎやかです。

春よ来い、はやく来いって春を待ち続けた童謡のなかのミヨちゃんが、赤い鼻緒のジョジョ履いて庭から飛び出して小道を小走りしていそうな。

今年の始め、山形県鶴岡市で映画の撮影をしてきました。「デンデラ」ってタイトルの映画です。鶴岡市からマイクロバスで一時間ほど揺られて毎日、氷点下5度や6度の雪山で震えながらの撮影でした。もう想像を絶する別世界で、しかも毎日のように雪が降ってました。

すこしづつ「デンデラ」での出来事や大好きな映画のお話ができればいいなーと思っています。

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