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2011年8月16日 (火)

夏休み3

木漏れ日に柔らかく光る草道をゆっくり歩いて、メルシャン軽井沢美術館に行きました。「遊びをせんとや生まれけむ最終章です」

薔薇と光のフランス人画家アンリ・ル・シダネルの絵画展をやっていて、私はこの画家のことは全く知らなかったのですが、どこの国の誰の絵の展覧会をやっていても、正直構わなくて、親しい友達や、愛する家族と、この広大な敷地にある樹木の間を縫いながら、のんびり歩いたり、テラスでお茶を飲んだり、美術館のひんやりした空間の中で絵画を見ながら、言葉少なに過ごす時間がとても好きです。過剰な情報と、人間の呟きから隔絶された、高原の光と影が煌めく場所。夏休みの至福のひと時、表情も和らいで・・・❤❤ますでしょ。

Photo 父がアンリ・マティスが好きで、わたしも自然に好きになりました。マティスの「金魚」は特にお気に入りで、緑や赤や青の大胆な色彩が小気味よく、ダイニングルームに飾ってあります。この絵を見てると「よっしゃ、今日もおいしいゴハン作るで!」と元気になるのです。

「私は人々を癒す腰掛け椅子のような絵を描きたい」マティスの画集の中で拾った言葉です。優れた絵画や映画は疲れたり、傷ついたりした人間の心を癒してくれますね。Photo_10

で、シダネルの絵は、「月明かりの庭」「木漏れ日」「夜の森」「夕暮れに家々に漏れる光」「教会下の黄昏」「青いテーブル」など身近な題材を情緒的なタッチで描かれていて、郷愁を誘うような、なんだかほっとするような優しい画でした。

「春の空」というタイトルの、大きな画をしみじみ見ていた隣の小さな男の子が、父らしき人に、「これ羊?」と、もこもこした何本かの白い木を指さして尋ねていて・・可愛かった✰

Photo_6 私達の毎年の夏休みのひと時を彩ってくれた、この愛すべきメルシャン軽井沢美術館、なんと今年11月に閉館するらしいのです。入場者が減ってきてどうやら赤字らしいのです。とても残念です。ショック!Photo_7

家族で13年通った美しい美術館。しょうがないかな、しょうがないでしょう。来年、あとかたもなくなっていても、私たちの思い出として、心に残ってるし、まあ、いいんじゃないの・・・でもなんか寂しい!失恋したみたいな気分です。

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童心に戻って、遊んで戯れた夏休みの夢のあと、肉体は成熟しても心はどんどん純真になっていければ、いいですね❤❤夕暮れ時の空が私たちを優しく包みこんでくれて綺麗です。

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