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2013年3月20日 (水)

夢のあとさき

恋い恋いて 逢いたるものを 月しあれば 夜は隠れらむ しましはあり待て

 こんなにも暖かい春の日に、万葉集の大伴坂上郎女(オオトモノサカノウエイラツメ)の歌集から、ゆったりした恋歌を一句あなたに贈りますsun

恋しくて恋しくて、やっと逢えたんだもの、月はまだ残っているし、夜はまだまだ闇の中で隠れているのだから、もうしばらくは私の傍にいて・・という意味らしいです。イラツメさんは激しい恋の歌もあり、この歌のように、ほんわかと駄々っ子のような可愛らしい恋の歌もあってとても好きな歌人なんです。

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で、ゆったりした恋の歌から、いきなり「夢のあとさき」の夢のあと、お山に捨てられ、家族に見放された老婆50人が激しく熊と戦う映画「デンデラ」のお話です。 明日3月21日(木) テレビ東京で13時25分から放映されますので、映画館で観られなかった皆さん、是非ご覧になったくださいね。デンデラって、「この世の果て、この世の全て」という意味らしいです。

Photo_5  映画を支えてくれた力強いスタッフと。この支度部屋の向こうが、泣く子も黙るマイナス10度の雪山です。カイロを8個ほど身体に貼りまくって厳寒を耐え忍びました。私は87歳の凄腕スナイパー、弓矢の達人、保科キュウ役を引き受けたのですが、顔を汚して皺も描き、声もうんと低くして、背中を丸めてみたり、いろいろ工夫したんですが・・・もう、外形をいくら変えても努力しても、無理があるので熊も縫いぐるみだし、私も87歳の婆さんの縫いぐるみを被った、とても言葉に言い表せないぐらい理不尽な目にあった等身大の女でいこうと方向転換して、自由に演じさせてもらいました。

今もこの社会で、生きるのがちょっと苦しいと思っている貴女に、この映画を贈ります。よろしくお願いします❤❤❤。   山口美也子

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